道場長の柔術コラム Vol.26
「柔術と食事 ― 練習を支える日常の栄養管理」
柔術を始めると、自然と「食事」に目が向くようになります。
40代・50代の方の多くは、若い頃と同じように食べているつもりでも、体重が落ちにくくなったり、疲れが抜けにくくなったりしていませんか?
実はそれ、栄養の取り方やバランスが体に合っていないサインかもしれません。
柔術の練習を楽しみながら、健康を維持していくために大切なのは、特別な食事制限ではなく、ちょっとした工夫です。
例えば――
- タンパク質:筋肉や回復のために毎食しっかり意識する(肉・魚・卵・豆製品)
- 炭水化物:練習前後はしっかり摂り、夜は控えめに(おにぎり・さつまいも・玄米など)
- 野菜と発酵食品:腸内環境を整えることで、疲労感や免疫力に直結
- 水分補給:練習中はもちろん、普段から「こまめに飲む」ことで代謝がスムーズに
特に40代以降は、「摂りすぎを減らす」よりも「不足を補う」ことがポイントです。
ビタミンやミネラルを意識して摂るだけで、体調や睡眠の質が大きく変わる方も少なくありません。
カルペディエム新潟の仲間からも、
「柔術を始めてから食事に気をつけるようになり、体重が自然に落ちた」
「栄養を意識したら練習後の疲れが軽くなった」
といった声をよく聞きます。
柔術は練習だけでなく、日常の生活習慣そのものを前向きにしてくれる武道です。
食事を整えることで練習もさらに楽しくなり、体も心も軽くなっていきます。
もし「食事をどう整えればいいか分からない」という方は、まずは小さな一歩から。
夜に野菜を一皿増やす、朝に卵を一つ加える――そんな工夫から始めてみましょう。
練習と食事、両方が整えば、40代・50代からの柔術ライフはもっと豊かになります。