道場長の柔術コラム Vol.10
「ライフスタイルとしての柔術」
柔術は、単なるスポーツでも、試合で勝つためだけの武道でもありません。
長く続けていくうちに気づくのは、柔術そのものがライフスタイルになるということです。
練習を重ねることで、身体は自然と健康的になります。
食事や睡眠への意識が高まり、日常の姿勢や動作も変わっていきます。
「もっと動ける自分でいたい」「もっと長く柔術を楽しみたい」そう思う気持ちが、日常の選択を前向きに変えてくれるのです。
また、柔術は人生のリズムを整えてくれます。
仕事の忙しさや日常のストレスを抱えながらも、道場に足を運び汗を流すと、心がリセットされる。仲間と笑い合い、達成感を共有する時間は、心のバランスを取り戻す大切な習慣になります。
そして何より、柔術は「挑戦する姿勢」を日常に持ち込んでくれます。
試合に出ることだけが挑戦ではありません。
昨日より一つ多く動けること、苦手な技にチャレンジすること、続けること自体が挑戦です。
その積み重ねが、人生をより豊かにしてくれるのです。
カルペディエム新潟では、柔術を「オン・ザ・マット(道場の中)」だけでなく、「オフ・ザ・マット(日常生活)」に活かすことを大切にしています。
柔術で培った基礎体力やメンタルは、仕事にも人間関係にも必ず良い影響を与えます。
柔術をライフスタイルにすることは、強さを追い求めることではなく、よりよく生きること。
これこそが、柔術を長く続ける本当の価値だと私は思っています。